JOIN移住・交流&地域おこしフェア2025に参加して感じた「移住相談のリアル」
2025年11月22日・23日に東京ビッグサイトにて開催されました
JOIN移住・交流&地域おこしフェア2025に、
山口県(総合相談)ブースの「住まいのコンシェルジュ」として参加し、来場者の皆さまからの移住相談を担当いたしました。
短い開催期間ではございましたが、多くの方とお話しする機会に恵まれ、
移住に関心を寄せる皆さまの思いや背景に触れながら、
改めて移住支援の重要性を感じる貴重な時間となりました。
■相談を通じて感じた、移住を考える方々の変化
相談の内容から、いくつかの特徴的な傾向が見受けられました。
① 温暖な地域への関心の高まり
具体的な移住先をまだ絞られていない方の中では、
穏やかな気候の地域に魅力を感じておられる方が目立ちました。
瀬戸内海沿岸はその点で特に注目度が高く、山口県にも関心を寄せてくださる方が多くいらっしゃいました。
② ライフスタイルを起点とした移住検討
これまで移住理由として多く聞かれていた「仕事」「子育て」といった要素だけではなく、
地域の文化や自然、食、趣味など、
“自分らしい暮らしを大切にしたい”という思いが出発点となっているケースが増えている印象を受けました。
③ 具体的な検討段階の方が増えている
当初の情報収集という段階ではなく、
生活環境や住まいの確保、学校・医療などの生活条件まで含めた
より具体的なご相談が多く寄せられました。
「移住を迷っている段階」から「移住を前向きに進めたい段階」へと移行している方が確実に増えていると感じました。
■住まいに関する情報提供の価値
会場では、不動産情報誌『モッテケ』を必要とされるご相談者の皆さまにお渡しすることができました。
地域の地図や物件掲載のあるビジュアル資料は、
生活のイメージを膨らませるきっかけとなり、
その後のご相談をスムーズに進める上でも大きな手助けとなりました。
改めて、移住において「情報」だけでなく、暮らしの具体的なイメージが持てる素材の重要性を実感いたしました。
■今後の移住支援に求められるもの
相談対応を通じて、移住を検討される方々が抱えている不安やご要望は、
地域や住まいの紹介だけにとどまらないことが明確に感じられました。
地域や住まいの紹介だけにとどまらないことが明確に感じられました。
何から始めれば良いか分からない
どの地域・物件を選ぶべきか判断に迷う
移住後の暮らしがイメージしづらい
といった声は少なくありません。
そのため、これからの移住支援には
住まい探しの先にある「暮らしの不安や迷い」に寄り添い、
一緒に整理しながらステップを進めていく“伴走型のサポート”
一緒に整理しながらステップを進めていく“伴走型のサポート”
が求められているように思います。
■おわりに
今回のフェアでは、多くの方々が真剣に移住を検討されている姿と向き合い、
その思いや期待の重さに触れながらの対応となりました。
地域の魅力と、そこでの暮らしを丁寧にお伝えし、
相談者の皆さまが安心して一歩を踏み出せるようお手伝いすることが、
今後の役割であり責任であると改めて感じています。
今後も、山口県への移住をご検討される皆さまに対して、
正確で分かりやすく、そして温かみのある情報提供とサポートに努めてまいります。





