築50年の木造住宅をローコストで再生できる?法律の壁と賢いリフォームの進め方を田布施の不動産屋が解説
築50年のわが家、壊さずに安く直せる?
「親から譲り受けた実家、築50年でボロボロだけど、壊すのはもったいない…」 「なんとか安く再生して、自分たちらしく住むことはできないだろうか?」
こうした切実なお悩みは、ここ田布施町でもよく耳にします。築50年(1970年代築)の家は、今の住宅にはない趣がある一方で、そのまま住むには少し不安な時期でもあります。
結論からお伝えすると、「ポイントを絞れば、法律をしっかり守りながら、安く再生することは可能」です。
ただし、やり方を間違えると「あとから違法だと言われた」「新築より高くなった」と後悔することになりかねません。今回は、私たちが日々現場で感じている「古い家と向き合うためのリアルな知恵」を整理しました。
1. 法律のハードル:知っておきたい「既存不適格」のこと
まず知っておきたいのが、今の法律(建築基準法)と、50年前の基準は全く違うということです。
築50年の家は、1981年の大きな耐震基準改正よりも前に建てられた「旧耐震」の建物です。
今の基準には満たないけれど、当時は適法に建てられたものを「既存不適格」と呼びます。
「大規模なリフォーム」には注意が必要
柱だけ残してガラッと作り変えるような工事(大規模修繕)をする場合、役所に「確認申請」という手続きを出す必要があります。その際、今の法律に合わせて家全体を補強しなければならず、費用が跳ね上がることがあります。
安く抑えるコツ
まずは、法律上の「修繕」や「模様替え」の範囲内で、どこまで直せるかを検討するのが、コストを抑える大きな鍵になります。
2. 「どこにお金をかけるか」で決まる予算
予算が無限にあれば全て直せますが、現実はそうもいきません。賢く再生するなら、優先順位をはっきりさせましょう。
① 「家の寿命」に関わる場所(ここは削らない!)
屋根の雨漏り 水が入ると家は一気に腐ります。
基礎とシロアリ 土台がしっかりしていなければ、どんなに内装を綺麗にしても長持ちしません。ここだけは、最初に見てもらうべき場所です。
② 「見た目と快適さ」に関わる場所(工夫で安くなる!)
内装(壁紙や床) すべてを職人さんにお願いせず、部分的に自分たちでペンキを塗ったり(DIY)、安価でも見栄えのする材料を選ぶことで、数十万円単位の節約が可能です。
水回り キッチンやトイレは最新の高級グレードではなく、シンプルで使いやすいものを選ぶのが正解です。
3. 補助金を賢く使って負担を減らす
築50年前後の古い住宅を直す場合、補助金が出るケースがあります。
空き家バンク登録物件への改修補助
耐震診断や補強の補助金
窓や壁の断熱改修(省エネ)への助成
こうした制度は年度によって内容が変わりますが、活用しない手はありません。「自分の家でも使えるの?」と疑問に思ったら、ぜひお尋ねください。
最後に:迷ったら「まずは現状を知る」のが一番の近道
築50年の家を再生できるか、それとも壊すべきか。その答えは、建物の状態や、皆さんが「そこでどんな暮らしをしたいか」によって一軒一軒違います。
「こんなに古い家、見せるのも恥ずかしい…」なんて思わずに、まずは現状を見せてください。地域の不動産屋として、法律のことはもちろん、「もし自分の家だったらどう直すか」という視点で、正直にお話しさせていただきます。
家族の思い出が詰まった大切な家。無理のない予算で、もう一度光を当ててみませんか?
「築50年の家をどうすべきかお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。現状を拝見し、一緒に一番いい方法を考えましょう。」





