不動産業界の縁の下の力持ち! 『全日本不動産協会』ってなに?なぜ大切なの?
不動産屋さんの看板に「全日(ぜんにち)」って書かれているのを見たことはありませんか?
実はそれ、「公益社団法人 全日本不動産協会」という、不動産業界を支える大きな団体のことなんです。
実はそれ、「公益社団法人 全日本不動産協会」という、不動産業界を支える大きな団体のことなんです。
でも、「協会」って聞くと、なんだかお堅いイメージ。
「それって私たち一般の人にも関係あるの?」と思う方も多いかもしれません。
「それって私たち一般の人にも関係あるの?」と思う方も多いかもしれません。
実は、安心・安全に不動産を売ったり買ったり借りたりするために、私たちの暮らしと密接につながっている存在なんです。
全日本不動産協会(全日)とは?
正式名称は「公益社団法人 全日本不動産協会」
昭和27年(1952年)に設立された、日本でも最も歴史のある不動産業者の団体のひとつです。
昭和27年(1952年)に設立された、日本でも最も歴史のある不動産業者の団体のひとつです。
会員数は約4万5000業者(令和6年現在)。全国に支部があり、地域密着の不動産会社が多数加入しています。
同協会は、宅建業法にもとづいて国土交通大臣の認可を受けた唯一の公益法人で、営利団体ではなく、
公共の利益のために活動している団体です。
なぜ「全日」が大事なの?
全日の役割をわかりやすく言うと、不動産業界の“交通整理”や“安心マーク”のような存在。
✅1. 不動産業者を教育・指導している
不動産取引は、人生で最も高額な買い物のひとつ。
だからこそ、プロとしての知識や倫理観が不可欠。
だからこそ、プロとしての知識や倫理観が不可欠。
全日は、法律改正への対応や接客マナーなど、定期的な研修や勉強会を通じて、会員業者のスキルアップを支えています。
✅2. 消費者の相談窓口にもなっている
「こんな契約って大丈夫?」「トラブルになったけどどうしたらいい?」
そんな時、**消費者が無料で相談できる窓口(不動産無料相談所)**も設置。
そんな時、**消費者が無料で相談できる窓口(不動産無料相談所)**も設置。
業界内だけじゃなく、私たち一般の消費者にも寄り添ってくれるのが特徴です。
✅3. 万一のための「保証制度」がある
全日会員の多くが加入するのが「全日本不動産保証協会」(略して「保証協会」)。
これは、もし不動産業者が倒産したり、預り金を返してくれなかったりした場合に、
一定額を保証してくれる制度です。
不動産取引は金額が大きいだけに、こうしたセーフティネットがあるのは心強いですよね。
実際どう役に立ってるの?
~私たちの暮らしの中で~
たとえば家を借りるとき、売るとき、相続で土地の整理をするとき…。
全日加盟の不動産業者なら、一定のルールとモラルのもとで対応してくれるという“信頼の証”になります。
全日加盟の不動産業者なら、一定のルールとモラルのもとで対応してくれるという“信頼の証”になります。
「この不動産屋さん、ちょっと不安だな…」と思ったら、看板や名刺に「全日マーク」があるかチェックしてみてください。
全日の取り組み:地域とともに
最近では、高齢化・空き家対策・災害時の避難支援など、地域の課題解決にも力を入れています。
地方自治体と連携して、「空き家バンク」の運営協力や、「住まい探しサポート窓口」の設置など、まさに地域の“住まいの相談役”。
地方自治体と連携して、「空き家バンク」の運営協力や、「住まい探しサポート窓口」の設置など、まさに地域の“住まいの相談役”。
不動産は、ただのモノじゃなく「暮らしの基盤」。
全日は、そうした住まいを守るために、地道な努力を重ねています。
全日は、そうした住まいを守るために、地道な努力を重ねています。
まとめ:
全日は「不動産業界の安心の土台」
全日本不動産協会は、不動産屋さんの“集まり”というだけでなく、
私たち消費者の暮らしを守る縁の下の力持ち。
私たち消費者の暮らしを守る縁の下の力持ち。
不動産のプロが知識と倫理を磨く場所であり、私たちのトラブル相談にも応えてくれる、まさに「業界と消費者の橋渡し役」なんです。
おまけ:不動産業者の選び方ワンポイント
不動産会社を選ぶときは、こんな点をチェック!
✅ 全日本不動産協会(全日)や、宅建協会(宅建)に加盟しているか?
✅ きちんと「宅地建物取引業者票」が掲示されているか?
✅ 契約内容を丁寧に説明してくれるか?
安心・安全な取引の第一歩は、「信頼できる不動産屋さん」との出会いから始まります。
これから家を買う方も、借りる方も、売る方も。
まずは“看板のマーク”をチェックしてみてくださいね!
まずは“看板のマーク”をチェックしてみてくださいね!