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中古住宅の内見で失敗しないコツ!必ず確認したいチェックポイントを徹底解説

内見のチェックポイント

失敗しない中古住宅の内見!見るべきポイントと見落としがちな注意点

中古住宅の見学(内見)は、新しい生活を想像するとても楽しい時間です。家具をどこに置こうか、どんなカーテンを合わせようかと、ついワクワクしてしまいますよね。
しかし、中古住宅には新築とは違い、これまでの住まい手が暮らしてきた「歴史」があります。建物の状態やお手入れのされ方は物件によってまったく異なるため、見た目のきれいさだけで判断してしまうと、住み始めてから思わぬ修繕費用がかかってしまうことも珍しくありません。
この記事では、初めて中古住宅を内見する方でも安心できるように、当日必ずチェックしておきたいポイントをわかりやすい言葉で詳しくまとめました。
1. 内見に行く前の準備と持っていくと便利なもの
内見は手ぶらで行っても案内してもらえますが、少しの準備をしておくことで、より深く物件を知ることができます。当日は以下のアイテムを持参するのがおすすめです。
・メジャー(巻尺)
 今使っている冷蔵庫や洗濯機、お気に入りのソファなどが新しい家に入るかどうかを測るために
 必須です。通路の幅や階段の広さも測っておくと、引っ越しの搬入時に困りません。
・スマートフォン
 カメラ機能で各部屋の様子や気になるキズを記録しておくのはもちろん、最近は「水平器」の
 無料アプリも便利です。床の上に置いて、建物が傾いていないかを簡易的にチェックできます。
・スリッパ
 空き家になっている物件は、床にホコリが溜まっていることが多いです。
 足元が汚れるのを気にせず隅々まで歩き回れるように、自分用のスリッパがあると安心です。
・懐中電灯(スマホのライトでも可)
 押し入れの奥深くや、床下収納を外して床の下を覗き込むときなど、暗い場所を確認するのに
 役立ちます。
内見の際は、図面(間取り図)と実際の空間に違いがないかを探すような気持ちで臨みましょう。
図面では広く見えても、実際の天井の高さや窓の配置によっては圧迫感を感じることもあります。
「自分がここで毎日生活するなら」という視点を持つことが一番のコツです。
2. まずは外から!建物の外観でチェックするべきポイント
家の中に入る前に、まずは建物の外側をぐるりと一周回って観察してみましょう。
外観は建物を雨や風から守る大切な部分です。
・基礎のひび割れ(クラック)
 建物を一番下で支えているコンクリートの基礎部分を見てください。
 髪の毛ほどの細いひび割れ(ヘアクラック)であれば、表面のお化粧部分が割れているだけのことが
 多く、すぐに心配する必要はありません。
 しかし、ボールペンの先がすっぽり入ってしまうような太いひび割れ(幅0.3ミリ以上が目安)が
 ある場合は、建物の構造に影響が出ている可能性があります。
・外壁と屋根の状態
 外壁に触れたとき、手に白い粉がつく「チョーキング現象」が起きていれば、外壁の防水効果が
 切れてきているサインです。そろそろ外壁塗装の時期が来ていると判断できます。
 また、外壁の板と板のつなぎ目にあるゴムのような部分(コーキング)がひび割れていないかも
 見ておきましょう。屋根は下から見えにくいですが、少し離れた場所から見上げたり、
 雨樋(あまどい)に落ち葉が詰まって水があふれた跡がないかを確認したりします。
・敷地の境界線
「どこからどこまでがこの家の土地なのか」を示す境界標(コンクリートの杭や金属のプレート)が
 地面にあるかを探します。お隣さんとの境界線が曖昧なままだと、後々トラブルになることがあります。
 フェンスやブロック塀がどちらの所有物なのかも、案内担当者に確認しておきたいポイントです。
3. 室内のチェックポイント:毎日使う「水回り」編
キッチン、お風呂、トイレ、洗面所といった水回りは、家の中で最も傷みやすく、リフォームにお金がかかる場所です。表面的な汚れだけでなく、機能面をしっかり確認します。
・キッチンの確認
 水道の蛇口をひねって、水が勢いよく出るか(水圧)、排水がスムーズに流れるかを見ます。
 換気扇のスイッチを入れて、異音がしないかも確かめてください。
 また、シンク下の扉は必ず開けましょう。下水のような嫌なニオイがしないか、水漏れによって
 木の板が腐ったり、シミになったりしていないかを確認します。
・お風呂と洗面所
 お風呂場は、湿気がこもりやすいためカビの温床になりがちです。
 換気扇がしっかり動くか、窓はスムーズに開くかを確認します。
 タイルのひび割れや、浴槽と壁の隙間を埋めているゴム(コーキング)に黒カビが深く根付いて
 いないかも見ます。洗面所もキッチンと同様に、洗面台の下を開けて水漏れの跡がないかを
 チェックしてください。
・トイレ
 便器の周りの床が黒ずんでいたり、ブヨブヨと柔らかくなっていたりしないか踏んで確かめます。
 トイレの床が傷んでいると、便器を外して床板ごと張り替える大がかりな工事が必要になることが
 あります。
4. 室内のチェックポイント:長く過ごす「生活空間」編
リビングや寝室などの生活空間は、快適に過ごせるかどうかを左右します。遠慮せずに動かせるものは動かして確認しましょう。
・建具と窓の動き
 部屋のドア、引き戸、ふすま、窓をすべて開け閉めしてみてください。途中で引っかかったり、
 重くて動かしにくかったりする場合は、建具そのものの劣化のほか、建物全体がわずかに歪んでいる
 可能性も考えられます。
 網戸が破れていないか、窓の鍵(クレセント)がカチッとしっかり閉まるかも合わせて見ます。
・床の傾きと歩き心地
 部屋の中を歩き回って、床がギシギシと鳴らないか、フカフカと沈み込む場所がないかを足の裏で
 感じ取ります。気になる場所があれば、スマホの水平器アプリを使って傾きがないかを確認して
 みましょう。
・結露とカビの跡
 窓ガラスの周りや、窓枠のゴムパッキンに黒いカビが生えていないかを見ます。
 結露がひどい家は、冬場に窓の周りが水浸しになり、カーテンがカビてしまうことがあります。
 また、北側にある部屋の押し入れやクローゼットの中は、必ず扉を開けて奥の方の壁紙を触ってみて
 ください。湿気で壁紙が剥がれていたり、カビ臭いニオイがしたりしないかを確かめます。
・コンセントの位置と数
 今の生活で使っている家電(テレビ、パソコン、電子レンジなど)をどこに置くかを想像し、
 そこにコンセントがあるかを確認します。古い家だとコンセントの数が少なく、タコ足配線になって
 しまうことがあるため、入居前にコンセントの増設工事が必要かどうかの目安になります。
5. 買ってから後悔しない!「見えない部分」のトラブルを防ぐコツ
中古住宅で最も怖いのが、購入してから発覚する見えない部分のトラブルです。特に「雨漏り」と「シロアリ」は、家の寿命を大きく縮める原因になります。
・雨漏りのサインを見逃さない
 各部屋の天井や、壁の高い場所をぐるりと見渡してください。茶色いシミがあったり、壁紙がそこだけ
 ポコッと浮いて剥がれていたりする場合は、過去に雨漏りをした、あるいは現在進行形で雨漏りして
 いるサインかもしれません。特に、1階の天井よりも2階の天井(屋根のすぐ下)や、窓枠のすぐ上の
 壁などは念入りに確認します。
・シロアリの被害がないか
 シロアリは湿った木材を好んで食べます。キッチンや洗面所にある床下収納を外し、そこから床下を
 懐中電灯で照らして覗き込んでみてください。地面がコンクリートで覆われているか、土のままかで
 湿気の上がりやすさが違います。また、部屋の隅にある柱を軽く手で叩いてみて、中が空洞になって
 いるような軽い「ポコポコ」という音がしないかを確かめます。
・家の中の「ニオイ」
 玄関を開けた瞬間のニオイには多くの情報が詰まっています。
 長い間空き家だったことによるカビ臭さなのか、下水管からのニオイなのか、それとも以前住んでいた
 方が飼っていたペットのニオイなのか。壁紙を張り替えるだけで消えるニオイもあれば、床下から
 上がってくるなかなか消えないニオイもあるため、違和感がないか鼻を働かせてみてください。
6. 建物だけじゃない!毎日の生活を左右する周辺環境の確認
家の中がどれだけ気に入っても、周りの環境を変えることはできません。内見の際は、周辺を少し歩いてみることをおすすめします。
・ゴミステーションの様子
 その地域で使われているゴミ捨て場がどこにあるか、そしてきれいに管理されているかを確認します。
 カラスよけのネットがきちんと掛けられ、掃除が行き届いている地域は、近隣の方々の関係性が
 良好で、自治会などがしっかり機能している証拠でもあります。
・時間帯や曜日による違い
 内見をしたのが休日の昼間であれば、平日の朝や夜の様子はわかりません。
 近くに交通量の多い道路がある場合、平日の通勤時間帯は騒音や排気ガスが気になるかもしれません。
 また、夜になると街灯が少なくて道が暗すぎないかなど、可能であれば時間を変えて何度か足を運んで
 みるのが理想です。
・自然災害のリスク
 近くに川がある、山の斜面が迫っているといった場所では、大雨の際の被害が心配です。
 各市町村がインターネットで公開している「ハザードマップ」を見て、その土地が浸水想定区域や
 土砂災害警戒区域に入っていないかを必ず事前に調べておきましょう。
国土交通省ハザードマップポータルサイト
7. 案内してくれた担当者に聞いておきたい大切な質問
内見中は、ただ見るだけでなく、案内をしてくれている担当者に積極的に質問を投げかけてみてください。不動産会社しか持っていない情報を引き出すのも、失敗しないコツの一つです。
・「売主さんは、どうしてこの家を売ることにしたのですか?」
 家族が増えて手狭になった、転勤になった、高齢になり施設に入ることになったなどの前向き・
 やむを得ない理由であれば安心ですが、ご近所トラブルなどネガティブな理由が隠れていないかを
 確認します。
・「過去にリフォームや修繕をした履歴はありますか?」
 「10年前に外壁の塗装をした」「5年前に給湯器を新しくした」といった履歴がわかれば、
 今後いつ頃、どのくらいのメンテナンス費用がかかるかの計画が立てやすくなります。
・「雨漏りやシロアリ、設備の不具合など、知っておくべき欠陥はありますか?」
 売主が知っている建物の不具合を「告知事項」と呼びます。購入前にしっかり聞いておくことで、
 予算内に修繕費用を組み込むことができます。
まとめ:焦らず、でも直感も大切に

中古住宅の内見でチェックすべきポイントをたくさん挙げましたが、一度ですべてを完璧に見極めるのは難しいかもしれません。気になった物件は遠慮せずに二度、三度と内見を申し込んでみてください。

そして、様々なチェックポイントを確認した上で、最後に大切にしてほしいのは「ここに住んだら楽しそうだな」というご自身の直感です。完璧な中古住宅はなかなかありません。多少のキズや古さはリフォームで好みに変えていく前提で、家の骨組みや周辺環境といった「変えられない部分」をしっかりと見極めることが、良い家探しに繋がります。

ぜひこの記事を参考に、後悔のないマイホーム選びを進めていってください。
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