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老後の安心が一転…?「リバースモーゲージの闇」から学ぶ、知らなきゃ損するお金の話

老後資金の不安が高まる中、「リバースモーゲージ」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「自宅に住みながら、お金が借りられる」
「一生住み続けられて、返済は死後でOK」
そんな魅力的なフレーズに、多くの高齢者が希望を抱いて利用を始めました。
でも実は、リバースモーゲージには落とし穴があることをご存じでしょうか?
今回は、そんな“闇”の部分をやさしく解説しながら、「後悔しない選択」をするためのヒントをお届けします。

そもそもリバースモーゲージって何?
リバースモーゲージとは、自宅を担保にして金融機関からお金を借りる仕組みです。
毎月の返済はなく、借入金の返済は基本的に死亡後に自宅を売却して行われます。
つまり、「資産(=家)」を「現金化」しながら老後の生活費に充てる、という方法です。

闇①「想定外の長生き」で資金ショート⁉
リバースモーゲージでは、契約時に上限金額が決まっています。
「老後資金はこれで安心!」と思っていても、想定より長生きすると、
借りられるお金が尽きてしまうというケースも。
実際、90代になってから生活資金が底をつき、困窮した例も報告されています。

闇②「家の価値」が下がるとどうなる?
リバースモーゲージの融資額は、自宅の「評価額」によって決まります。
リバースモーゲージでは定期的に担保不動産の評価額を見直します。
見直しにより不動産評価額が下落した場合、融資限度額も下落します。
金融機関は融資の減額や打ち切り、融資限度額以上の借入をしていた場合は、差額の一時返済を求められる事とがあります。
「まだ借りられると思っていたのに、急に止められた…」
そんな声があるのも事実です。

闇③「相続」ができなくなるリスク
リバースモーゲージを利用すると、自宅は基本的に相続できません
死後に売却されて借入金の返済に充てられるからです。
「子どもに家を残したい」と思っていても、それが叶わないことを後から知り、
後悔するご家族も少なくありません。

闇④「利用できない物件」も多い
マンションや郊外の戸建てなど、対象外となる物件も多いのが実情です。
また、リフォームや介護施設への入居など「想定外の状況」になると、契約が打ち切られることもあります。

それでも活用価値はある?リスクとの向き合い方
もちろん、リバースモーゲージがすべて悪いわけではありません。
制度を正しく理解して、無理のない範囲で活用することが大切です。
将来の生活設計をしっかり立てる
家族や専門家に相談しながら進める
「長生きリスク」や「資産価値の変動」も踏まえた備えをする
こうした心がけが、後悔のない老後に繋がります。

最後に|「自分のお金」を、もっと自分らしく使うために
リバースモーゲージの闇は、「知らないまま契約してしまうこと」にあります。
人生100年時代。
選択肢が増えるからこそ、正しく学ぶことが、最大の守りになります。
この記事が、あなたやご家族の資産と人生を守るきっかけになれば幸いです。
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