みなさんは「一物六価(いちぶつろっか)」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、不動産業界ではとても大切な考え方なのですが、一般にはあまり知られていないかもしれません。
これは、不動産業界ではとても大切な考え方なのですが、一般にはあまり知られていないかもしれません。
今回は、「一物六価」とは何か、そして私たちにどんな影響があるのか、やさしく、わかりやすくご紹介します!
そもそも「一物六価」ってなに?
「一つの不動産(=一物)に、六つの価格(=六価)がある」という意味です。
つまり、同じ土地や建物でも、用途や目的によって、実は“六つの違った値段”が存在しているんです!
つまり、同じ土地や建物でも、用途や目的によって、実は“六つの違った値段”が存在しているんです!
「えっ、そんなに違うの?!」と思いますよね。
でもこれ、実際に不動産を売ったり買ったり、相続したりするときに、めちゃくちゃ重要なんです。
でもこれ、実際に不動産を売ったり買ったり、相続したりするときに、めちゃくちゃ重要なんです。
一物六価、具体的にはこの6つ!
実勢価格(じっせいかかく)
→ 市場で実際に取引される価格。今「いくらで売れるか」がわかる値段。
→ 市場で実際に取引される価格。今「いくらで売れるか」がわかる値段。
公示価格(こうじかかく)
→ 国が発表する「標準的な土地の値段」。目安になる公的な価格。
→ 国が発表する「標準的な土地の値段」。目安になる公的な価格。
路線価(ろせんか)
→ 国税庁が定める、道路に面した土地の値段。相続税や贈与税を計算するときに使います。
→ 国税庁が定める、道路に面した土地の値段。相続税や贈与税を計算するときに使います。
固定資産税評価額(こていしさんぜいひょうかがく)
→ 固定資産税を払うために市町村が決める価格。ちょっと低めに設定されがち。
→ 固定資産税を払うために市町村が決める価格。ちょっと低めに設定されがち。
鑑定評価額(かんていひょうかがく)
→ 不動産鑑定士が専門的に評価した価格。裁判や担保に使われることも。
→ 不動産鑑定士が専門的に評価した価格。裁判や担保に使われることも。
担保評価額(たんぽひょうかがく)
→ 金融機関が融資をするときに決める価格。「万が一売っても貸したお金を回収できるか」が基準。
→ 金融機関が融資をするときに決める価格。「万が一売っても貸したお金を回収できるか」が基準。
なぜ「六つの価格」があるの?
不動産は、単に「売りたい」「買いたい」だけでなく、
税金を計算する
住宅ローンを組む
相続する
投資する
など、使う場面によって求められる価格が違うんです。
そのため、目的に応じて適切な価格を設定する必要があるんですね。
そのため、目的に応じて適切な価格を設定する必要があるんですね。
知っていると得する?!
例えば…
家を売るとき → 実勢価格を知らないと、損をするかも!
相続するとき → 路線価や固定資産税評価額を知っておくと、節税対策ができる!
ローンを組むとき → 担保評価額をチェックして、スムーズに融資を受ける!
知らないと、無駄な税金を払ったり、損をしてしまう可能性も…。
逆に、ちょっと知っているだけで、安心して不動産を扱えるんです!
逆に、ちょっと知っているだけで、安心して不動産を扱えるんです!
まとめ
「一物六価」は、不動産がとても奥深い世界だということを教えてくれるキーワードです。
でも心配しなくても大丈夫!
大事なのは、「場面によって値段が違う」ということを知っておくことだけです。
でも心配しなくても大丈夫!
大事なのは、「場面によって値段が違う」ということを知っておくことだけです。
もっと詳しく知りたいときや、実際に不動産を扱うときは、専門家に相談するのもおすすめです!