不動産相談や遺品整理の事なら(株)ジャスティス(田布施町の不動産会社)

建築確認と検査済証とは?                 スムーズな取引のために知っておきたいポイント

不動産の購入や建築を検討していると、「建築確認」や「検査済証」といった言葉を耳にすることがあると思います。これらは建築物の安全性や法的適合性を証明する重要な書類ですが、具体的にどのようなものなのか、
なぜ重要なのかを詳しく解説します。
1. 建築確認とは?
「建築確認」とは、建物を新築・増改築する際に、その設計が建築基準法や関連法令に適合しているかを事前に審査し、許可を受ける制度のことを指します。建築確認を受けることで、違法建築を防ぎ、安心・安全な建物を建てることができます。
建築確認の流れ
 1.建築士などの専門家が設計図を作成
 2.指定確認検査機関または自治体に申請
 3.審査を受けて建築確認済証を取得
 4.工事開始(確認済証なしでの工事は違法)
2. 検査済証とは?
「検査済証」とは、建築確認を受けた建物が、設計通りに正しく施工されたかを確認するための最終検査に合格した際に発行される証明書です。
検査済証の重要性
検査済証があることで、その建物が建築基準法に適合していることが証明され、安心して利用できることが保証されます。また、不動産取引の際にも重要な書類となり、特に金融機関の住宅ローン審査では検査済証の有無が影響することが多いため、売買をスムーズに進める上でも欠かせません。
検査済証の取得プロセス
 1.工事の進捗に応じて中間検査を受ける(必要な場合)
 2.建物完成後に完了検査を申請
 3.検査員が現地確認し、合格すれば検査済証を発行
3. 検査済証がないとどうなる?
古い建物の中には、検査済証が交付されていないものもあります。これは過去の法律運用の違いによるものや、当時の施工業者が完了検査を受けなかったケースなどが考えられます。
検査済証がない場合のリスク
①住宅ローンが利用できない可能性がある
②建物の違法性を疑われる
③増改築時に手続きが複雑になる
④売却時に買い手が見つかりにくい
もし検査済証がない場合は、役所で確認したり、専門家に相談して建物の状況を把握することが大切です。
4. まとめ
建築確認と検査済証は、建物の安全性と適法性を示す重要な書類です。
特に不動産を購入する際や、売却を考えている場合には、これらの書類が揃っているかを必ずチェックすることをおすすめします。
建築に関する手続きは専門的な知識が求められるため、不安な場合は不動産会社や建築士に相談し、スムーズな取引を進めましょう!
モバイルバージョンを終了