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~後悔しないための不動産契約の心得~

不動産の売買や賃貸契約では、「契約書の内容を理解せずにサインしてしまった。」というケースが少なくありません。しかし、一度契約を交わしてしまうと、後から「知らなかった」「そんなつもりじゃなかった」といっても簡単には取り消せません。
多くの事例を見てきた私が、契約前に押さえておくべきポイントをお伝えします。

なぜ契約書をしっかり読むべきなのか?
契約書とは、取引の内容や当事者の権利・義務を明文化した重要な書類です。
これをよく確認せずにサインしてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。
思っていた条件と違う
「敷金は全額戻ってくると思っていたのに、実際はクリーニング費用が差し引かれる契約だった」
「駐車場付きだと思ったら、別契約で追加料金が必要だった」
契約解除の条件を知らなかった
「転勤で引っ越さなければならなくなったのに、違約金がかかることを知らなかった」
「更新しないつもりだったのに、自動更新で契約が延長されていた」
修繕やトラブルの責任が曖昧
「エアコンが故障したけど、オーナー負担かと思ったら借主負担だった」
「共用部分のトラブルについて、どこまで負担すべきか分からなかった」

契約前にチェックすべきポイント
① 賃料や費用の内訳を確認
家賃のほかに管理費・共益費、更新料、敷金・礼金、退去時の費用など、総額でいくらかかるのかを把握しましょう。
② 契約期間と更新条件
賃貸契約は一般的に「普通借家契約(更新可能)」と「定期借家契約(更新不可)」の2種類があります。
更新料や解約予告の期間も要チェックです。
③ 修繕やトラブル時の負担割合
設備が故障した場合の修理費用は、貸主・借主のどちらが負担するのかを確認しましょう。
④ 退去時の原状回復義務
「どこまでクリーニングや修繕が必要なのか」「敷金から差し引かれる費用は?」など、トラブルを防ぐために確認が必要です。
⑤ 特約事項の確認
契約書には「特約」として、通常のルールとは異なる独自の取り決めが盛り込まれることがあります。
「ペット飼育の可否」「楽器演奏の制限」「駐車場やゴミ出しルール」など、自分のライフスタイルに影響がないかをチェックしましょう。

契約時の心構え
契約書を渡されたら、必ず時間をかけて読む!
分からないことがあれば、不動産会社に質問する!
「重要事項説明」をしっかり聞き、不明点をその場で確認する!
納得できない項目があれば、契約前に交渉する!

まとめ
不動産契約は、一度結ぶと簡単には変更できません。
「契約書をしっかり読んでいれば防げたトラブル」はたくさんあります。
信頼できる不動産会社に相談しながら、安心して契約できるように準備しましょう。
「知らなかった」では済まされないのが契約。
しっかり確認し、納得した上でサインすることが大切です!
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